MVPは誰だ!?/W杯3次予選/ホームvs.バーレーン戦

梅雨真っ盛り。今日は仕事もあってじ〜〜っと自宅でPCとにらめっこする1日だったが、そんな地味な過ごし方をするにはうってつけの悪天候だった。

ちょうど夕食の時間となり、テレビは埼スタの代表戦にチャンネルをチェンジ。うわぁ、やっぱり降ってるな。試合前のセレモニーで早くも選手の頭はびしょ濡れだ。観客は予想以上に多いのだが、白っぽいビニール製の雨具の人が多いので、遠くからだとイスラム教国でのアウェイ試合のスタンドに似た色合いに見える。

雨中の試合なので、ちょっとした運不運が試合を左右し、それで決してしまうかもしれない。そんな予感がしたものの、実際のところバーレーンってどのぐらいの実力なのか、推し量りづらい。ある程度強いのは間違いないだろうが……。

結果は1-0で日本の勝ち。アウェイでの雪辱を晴らし、岡ちゃんは手放しで喜んでいたように見えた。いや、実際にうれしかったのだろう。内田のPA内でのヘッドは巻へのラストパスのつもりだったのだろうが、ワンバウンドすると運よくGKがジャンプしても届かないほど高く弾み、そのままゴールマウスに吸い込まれていった。

今日の試合は苦しんだ3次予選を象徴するかのような、そんな印象を受けた。ぎりぎりまで結果は見えず、最後に幸運が転がり込んできた感じ。

MVPは再三枠に飛んだシュートを危なげなくセーブした楢崎といったところか。しかし今日の試合の場合、誰というわけでもなく、スタッフや選手全員に「3次予選突破、おつかれさん」といいたい。

なかでも、とくに岡ちゃんには肩を揉んであげたい気持ちだ。ホームでのオマーン戦ではドロー以下の結果だった場合にはクビを覚悟して試合に臨んだという。あの試合前の形相といったら、ホント鬼のようだったもんなぁ。オシムジャパンを一度壊し、よくぞまあ自分のチームを再構築したと思う。

ただ、まだまだ本番はこれから。9月からの最終予選ではさらに相手が強くなる。現在のメンバーでは課題や不足部分が多いので、ますます選手のスカウティングに磨きをかけ、厳しい姿勢で臨む必要があるのは言うまでもない。

代表監督はつらいよ、ですな。