清水戦不参加。

清水港の名物はお茶の香りと男・次郎長、なんて今では誰も言わないかな。合併により静岡市となったのは未だにピンとこないが、旧清水市内の高校は全国大会で抜群の好成績を収めてきたし、同時にアマ・プロ時代を通じて数々の名プレーヤーを輩出している。そんな素敵なサッカーの街だ。サッカー王国・静岡県内でも最も盛んなところといって間違いない。

自宅のある多摩方面から清水へ行くのは、そんなに苦ではない。車だって電車だって、どことなく観光気分も手伝って足が向きやすい方角だ。富士山や海を眺められるし、試合前後にうまい魚を食べるのも楽しみだし。少なくとも、渋滞覚悟で都心部を通過していかなければならない鹿島へ行くときの気分とは同じ軽めの遠征とはいえ、天と地ほどの精神的開きがある。

だから、今回のアウェイ清水戦も楽しみだった。でもあえなく仕事のため不参加決定。リーグ戦4連勝を自分の目で見たかったが、それはかなわなかった。でもきっと、勝ってくれるだろう。ナビスコでの対戦では3−0の惨敗だったのだから、同じ相手に連敗するほど今の東京はヌルくない。また大竹が、長友が、カボレが、今ちゃんがやってくれるんだよな、きっと……ああ行きたいぞ、日本平